2018年2月26日月曜日

【176冊目】O.Henry's American Scenes (Ladder Series Level 2)

やさしい英語の本、通算176冊目は、
IBCパブリッシング・ラダーシリーズの
レベル2(1300語レベル)の14冊目として、

アメリカの小説家
オー・ヘンリー(O.Henry, 1862年9月-1910年6月)の短編集
『オー・ヘンリー傑作短編集』を読みました。


O.Henry's American Scenes

Retold by Elinor Chamberlain

〔Ladder Series Level 2〕
IBC Publishing,Inc. 2005年8月
13,210語

前作から引き続き、
やさしい英語で5冊目のオー・ヘンリー短編集となります。

収録作品は、
1) The Gift of the Magi
2) The Last Leaf
3) The Cop and the Anthem
4) A Retrieved Reformation
5) After Twenty Years
6) Transients in Arcadia
7) The Green Door
の7編です。どれも原題そのままです。


  ***

1) The Gift of the Magi は、
オー・ヘンリーが44歳の時(1906)に刊行された
第2短編集『The Four Million (四百万)』に収録されました。

邦訳は「賢者の贈りもの」という題で、


 大久保康雄(おおくぼやすお)訳
 『O・ヘンリ短編集(二)』
 (新潮文庫、1969年3月。39刷改版、1987年12月)

に収録。そのほか同じ題名で、


 小川高義(おがわたかよし)訳
 『O・ヘンリー傑作選Ⅰ 賢者の贈りもの』
 (新潮文庫、2014年12月)

にも収録されています。


2) The Last Leaf は、
著者が45歳の時(1907)に刊行された
第3短編集『The Trimmed Lamp (手入れのよいランプ)』に収録されました。

邦訳は「最後の一葉」という題で、


 大久保康雄(おおくぼやすお)訳
 『O・ヘンリ短編集(三)』
 (新潮文庫、1969年4月。42刷改版、1988年7月)

に収録。そのほか「最後のひと葉」という題で、


 小川高義(おがわたかよし)訳
 『O・ヘンリー傑作選Ⅱ 最後のひと葉』
 (新潮文庫、2015年11月)

にも収録されています。


3) The Cop and the Anthem は、
著者が44歳の時(1906)に刊行された
第2短編集『The Four Million (四百万)』に収録されました。

邦訳は「警官と讃美歌」という題で、


 大久保康雄(おおくぼやすお)訳
 『O・ヘンリ短編集(一)』
 (新潮文庫、1969年3月。40刷改版、1987年5月)

に収録。そのほか「巡査と讃美歌」という題で、

 小川高義(おがわたかよし)訳
 『O・ヘンリー傑作選Ⅰ 賢者の贈りもの』
 (新潮文庫、2014年12月)

にも収録されています。


4) A Retrieved Reformation は、
著者が47歳の時(1909)に刊行された
第7短編集『Roads of Destiny (運命の道)』に収録されました。

邦訳は「よみがえった改心」という題で、

 大久保康雄(おおくぼやすお)訳
 『O・ヘンリ短編集(一)』
 (新潮文庫、1969年3月。40刷改版、1987年5月)

に収録。そのほか「再生の再生」という題で、

 小川高義(おがわたかよし)訳
 『O・ヘンリー傑作選Ⅱ 最後のひと葉』
 (新潮文庫、2015年11月)

にも収録されています。


5) After Twenty Years は、
著者が44歳の時(1906)に刊行された
第2短編集『The Four Million (四百万)』に収録されました。

邦訳は「二十年後」という題で、

 大久保康雄(おおくぼやすお)訳
 『O・ヘンリ短編集(二)』
 (新潮文庫、1969年3月。39刷改版、1987年12月)

に収録。そのほか同じ題名で、

 小川高義(おがわたかよし)訳
 『O・ヘンリー傑作選Ⅰ 賢者の贈りもの』
 (新潮文庫、2014年12月)

にも収録されています。


6) Transients in Arcadia は、
著者が46歳の時(1908)に刊行された
第5短編集『The Voice of the City (都会の声)』に収録されました。

邦訳は「桃源境の短期滞在客」という題で、

 大久保康雄(おおくぼやすお)訳
 『O・ヘンリ短編集(一)』
 (新潮文庫、1969年3月。40刷改版、1987年5月)

に収録。そのほか「理想郷の短期滞在客」という題で、

 小川高義(おがわたかよし)訳
 『O・ヘンリー傑作選Ⅰ 賢者の贈りもの』
 (新潮文庫、2014年12月)

にも収録されています。


7) The Green Door は、
著者が44歳の時(1906)に刊行された
第2短編集『The Four Million (四百万)』に収録されました。

邦訳は「緑の扉」という題で、

 大久保康雄(おおくぼやすお)訳
 『O・ヘンリ短編集(一)』
 (新潮文庫、1969年3月。40刷改版、1987年5月)

に収録。そのほか「緑のドア」という題で、

 小川高義(おがわたかよし)訳
 『O・ヘンリー傑作選Ⅰ 賢者の贈りもの』
 (新潮文庫、2014年12月)

にも収録されています。


もう一点、光文社古典新訳文庫の
芹澤恵(せりざわめぐみ)訳との対応も示しておきます。
7編中6編が収録されています。


 芹澤恵(せりざわめぐみ)訳
 『1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編』
 (光文社古典新訳文庫、2007年10月)

4)「甦った改心」(164頁~)
6)「楽園の短期滞在客」(205頁~)
5)「二十年後」(316頁~)
2)「最後の一葉」(325頁~)
3)「警官と賛美歌」(340頁~)
1)「賢者の贈り物」(356頁~)


  ***

同じラダー・シリーズで、
2冊目のオー・ヘンリーでした。

どちらかというと、
こちらの方が前に読んだ記憶のある
作品がたくさんあって読みやすかったです。

変化球で技巧を凝らした作品は、
あまり好きでないはずなのですが、
扱うテーマが直球だからか、
それなりに記憶に残って、
また読んでみたいなと思えます。

少し時間を置いてから、
もう少しレベルを上げて、
また挑戦しようと思います。


※第176冊目。総計1,760,533語。


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