2015年10月15日木曜日

【読了】Arthur Conan Doyle, Sherlock Holmes Short Stories (OBW Stage 2)

やさしい英語の本、通算116冊目は、

一つ前のレベルに戻って、
オックスフォード・ブックワームズの
ステージ2(700語レベル)の24冊目として、

イギリスの小説家
アーサー・コナン・ドイル(1859.5-1930.7)の
『シャーロック・ホームズ短編集』を読みました。

ドイル33歳の時(1892年10月)に刊行された

第1短編集
『シャーロック・ホームズの冒険
 The Adventures of Sherlock Holmes
からの3編が収録されています。


Sir Arthur Conan Doyle
Sherkock Holmes
 Short Stories

Retold by Clare West
〔Oxford Bookwarms Stage 2〕
This simplified edition (c) Oxford University Press 2008
First published in Oxford Bookwarms 1989
6280語

収録作品は
1) The Speckled Band(まだらの紐)
2) A Scandal in Bohemia(ボヘミアの醜聞)
3) The Five Orange Pips(オレンジの種五つ)
の3編です。


1) The Speckled Band(まだらの紐)は、
「The Adventure of the Speckled Band 」という原題で、

月刊誌
『ストランド・マガジン
 The Strand Magazine 』1892年2月号
に発表されました。

翻訳はいろいろ出ていますが、
読みやすさ第一で選ぶならば、個人訳で、
大人向けと子供向けの二通りの全訳を出されている
日暮まさみち氏のがお勧めです。


日暮まさみち訳
「まだらのひも」
(『名探偵ホームズ まだらのひも』
  講談社青い鳥文庫、2011年1月所収)

子供向けなのですらすら読めますが、
ストーリーの省略があるわけではないので、
手っ取り早く読みたい場合は一番だと思います。


2) A Scandal in Bohemia(ボヘミアの醜聞)は、
このままの原題で、

月刊誌
『ストランド・マガジン
 The Strand Magazine 』1891年7月号
に発表されました。

こちらの日暮訳は、
次の1冊に収録されています。


日暮まさみち訳
「ボヘミアのスキャンダル」
(『名探偵ホームズ 消えた花むこ』
  講談社青い鳥文庫、2011年2月所収)


3) The Five Orange Pips(オレンジの種五つ)は、
このままの原題で、

月刊誌
『ストランド・マガジン
 The Strand Magazine 』1891年11月号
に発表されました。

こちらの日暮訳は、
次の1冊に収録されています。


日暮まさみち訳「オレンジの種五つ」
(『名探偵ホームズ ぶな屋敷のなぞ』
  講談社青い鳥文庫、2011年5月所収)


日暮氏は、
大人向けの全訳も完成されており、
「まだらの紐」
「ボヘミアの醜聞」
「オレンジの種五つ」
の3編を1冊で愉しむこともできます。


日暮雅通訳
『新訳シャーロック・ホームズ全集
  シャーロック・ホームズの冒険』
(光文社文庫、2006年1月)

『シャーロック・ホームズの冒険』は、
ほかにもいろいろ邦訳が出ているので、
読み比べてみるのも面白いかもしれません。

  ***

英文はレベル2ということもあって、
難なく読み進めることが出来ました。

推理物は、
夢中になるほどは読んでいませんが、

いろいろある中で、
ホームズ物がいちばんしっくり来るようです。

全編読んでやろうと思うほどの熱意があるわけではありませんが、

やさしい英語でホームズが出てくるときは、
できるだけ読んでいこうと思っています。


※通算116冊目。計937,587語。

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