2014年6月30日月曜日

【読了】Daniel Defoe, Robinson Crusoe (OBW Stage2)

やさしい英語の本、通算77冊目、
Oxford Bookworms のStage2(700語レベル)の10冊目は、

イギリスの小説家
ダニエル・デフォー(1660-1731.4)の
小説『ロビンソン・クルーソー』を読みました。

デフォー59歳の時(1719)に刊行された作品です。


Daniel Defoe
Robinson Crusoe

Retold by Diane Mowat
(Oxford Bookworms Stage2)
This simplified edition (c)Oxford University Press 2008
First published in Oxford Bookworms 1993
6,830語

ちょうど1年前(2013年7月)に、
ペンギン・リーダーズのレベル2
(600語レベル 総語数9,711語)で読んで以来、

2冊目の『ロビンソン・クルーソー』です。

あれから全訳も読了していますので、
前よりスムーズに読み進めることができました。

話がわかって来ると、
土人のくだりなど違和感を覚える点もありますが、

無人島でひとりで生きていくという趣向は、
今読んでもそれなりに興味深く、楽しめました。


翻訳は、
武田将明(たけだまさあき)氏の完訳を読了していますが、

実際に読んでみると、
そのままでは冗長な部分が多く、
思っていたほど楽しめませんでした。


武田将明訳
『ロビンソン・クルーソー』
(河出文庫、平成23年9月)


2度めに読むなら編訳でいいかなと思い、
今は海保眞夫(かいほまさお)氏の編訳版を読んでいるところです。


海保眞夫訳
『ロビンソン・クルーソー』
(岩波少年文庫、平成16年3月)

子供のころのワクワク感とは少し違いますが、
読み込むほどに新たな魅力を感じさせてくれる1冊です。


※通算77冊目。計599,774語。

2014年6月29日日曜日

【読了】Thomas Hardy, Tales from Longpuddle (OBW Stage2)

やさしい英語の本、通算76冊目、
Oxford Bookworms の Stage2(700語レベル)の9冊目は、

イギリスの小説家
トーマス・ハーディ(1840.6-1928.1)の
短編集『ロングパドルからの物語 Tales from Longpuddleを読みました。

これは、54歳の時(1894)に出版された短編集
『人生の小さな皮肉 Life's Little Ironies
に収められている小品集
「古い人々 A few Crusted Characters(1891.3発表)
の中から、

「序詞 Introduction
「第一話 大うそつきのトウニ・カイツ Tony Kytes, the Arch-Deceiver
「第四話 教区司祭と書記の度忘れ Andrey Satchel and the Parson and Clerk
「第六話 教会聖歌隊の大しくじり Absent-Mindedness in a Parish Choir
「第九話 ネティ・サージェントの謄本保有権 Netty Sargent's Copyhold

の4話を選んでまとめ直したものです(後掲、小林清一訳『短篇集「人生の小さな皮肉」』参照)。

それぞれの作品は今回、

Tony Kytes Finds a Wife
Andrew, Jane, the Parson, and the Fox
The Charch Band
Netty Sargent and the House

と改題されて収録してあります。


Thomas Hardy
Tales from Longpuddle

Retold by Jennifer Bassett
(Oxford Bookworms Stage2)
This simplified edition (c)Oxford University Press 2008
First published in Oxford Bookworms 2003
6,490語


トーマス・ハーディは、

2011年9月に
マクミラン・リーダーズのレベル2(600語レベル)で
長編小説『らっぱ隊長』(9,412語)を、

2013年10月に
オックスフォード・ブックワームズのステージ1(400語レベル)で
短編小説『呪われた腕』(5,735語)を読んでいるので、

3冊目のハーディということになります。


『らっぱ隊長』は今一つだったのですが、
『呪われた腕』では、意外に読ませる内容に感心していました。

今回は、
古き良き時代のイギリスの片田舎を舞台に、
軽めのユーモアを散りばめた短編集で、

これまで読んできた中では一番楽しめました。


古き良き時代の日本を舞台にした小説を書いて、

長編も短編も上手だった人として、
山本周五郎の名が思い出されましたが、

向いている方向は少し違うようでもありました。


翻訳は、
小林清一(こばやしせいいち)氏による全訳を、
古本で手に入れました。

大学の先生で、
すべてをきっちり訳してある感じの
ていねいな訳文なのですが、

翻訳調の固めの文章で、
最後まで読むのはつらそうでした。

ただし書誌的な部分の解説は、
よく整理されていて勉強になりました。

人生の小さな皮肉―短篇集

トマス・ハーディ著
小林清一(こばやしせいいち)訳
『短篇集「人生の小さな皮肉」』
(創元社、昭和59年10月)


新しい訳も出ています。
多少お高めなのでまだ購入していないのですが、
近々手に入れてみたいと思っています。


深澤俊・内田能嗣 監訳
『トマス・ハーディ短編全集〈第3巻〉人生の小さな皮肉』
(大阪教育図書、平成14年3月)

まだハーディのファンだといえるほど読んでいないのですが、
何となく気になる存在になって来ました。


※通算76冊目。計592,944語。

2014年6月22日日曜日

【読了】Lewis Carroll, Alice's Adventures in Waonderland (OBW Stage2)

やさしい英語の本、通算75冊目、
Oxford Bookworms の Stage2(700語レベル)の8冊目は、

イギリスの作家
ルイス・キャロル(1832.1-1898.1)の
小説『不思議の国のアリス』を読みました。

33歳の時(1865.7)に出版された作品です。


Lewis Carroll
Alice's Adventures in Wonderland

Retold by Jennifer Bassett
(Oxford Bookworms Stage2)
This simplified edition (c)Oxford University Press 2008
First published in Oxford Bookworms 1994
6,315語


昨年1月に、
ペンギン・リーダーズのレベル2(600語レベル)で読んで以来、
1年半ぶりの『不思議の国のアリス』です。

こちらの方が
1300語ほど少ない総語数なのですが、

600語レベルから700語レベルへと
微妙に語彙が増えているからか、多少読みにくさを感じました。

それでも
すでに日本語訳でも読み終えて、
あらすじも大体わかって来たからか、

特に苦労することなく読み進めることができました。


ファンタジー系はあまり馴染みがないのですが、

いったん大まかな流れが頭に入ってくると、

子供向けのへんてこりんなお話として、
独特のおもしろさのあることがわかってきました。

読み込むほどにおもしろさが増してくる作品なのかもしれません。


翻訳は
工夫を凝らしたものがたくさん出ていますが、
芹生一(せりうはじめ)氏のがおすすめです。


芹生一(せりうはじめ)訳
『ふしぎの国のアリス』
(偕成社文庫、昭和54年12月)

癖のある翻訳が多い中、
子供にもわかりやすい日本語でていねいに訳しながら、
知的な独特のおもしろさも伝わってくる翻訳です。

はじめて読まれる方には特におすすめです。


あら筋がもっと頭に入って来たら、

大人向けの新しい翻訳としてもう一冊、
河合祥一郎(かわいしょういちろう)氏のに挑戦しようと思っていますが、

今はまだ全体的にまどろっこしい感じがして、
それほど楽しめないでいます。


河合祥一郎 訳
『不思議の国のアリス』
(角川文庫、平成22年2月)


※通算75冊目。計586,454語。

気長に読み進めておりますが、そろそろ60万語をこえそうです。

まだ1冊1万語に満たないものが多いので、
1月数冊のペースだとなかなか総語数が増えませんが、

やるぞと思っても継続しない語学の勉強方法が多い中、
やめる気配もなく続いていることは嬉しい限りです。

2014年6月13日金曜日

【読了】塩野七生著『ローマ人の物語20 悪名高き皇帝たち [四]』

のらりくらりと読み進め、
また1冊読み終わりました。

私も名前のみは知っている
皇帝ネロの評伝です。


塩野七生著
『ローマ人の物語20 悪名高き皇帝たち[四]』
(新潮文庫、平成17年9月)
 ※初出の単行本は第Ⅶ巻、新潮社、平成10年9月。

  第4部 皇帝ネロ
  (在位、紀元54年10月13日~68年6月9日)


文庫本第20巻には、

第4代皇帝クラウディウス(BC10-AD54 在位AD41-54)

が毒キノコ中毒で亡くなった後、
母アグリッピーナの野望のもとに即位した

第5代皇帝ネロ(AD37.12-68.6 在位AD54.10-68.6)

の評伝が描かれています。

先入観なく、
本書を読んで抱いた皇帝ネロへの感想です。

確かに欠点のある人物であったようですが、

16歳で即位したことを思えば、
皇帝としての仕事はそれなりにそつなくこなせていたように感じました。

ただ時折見せる
皇帝らしくない無神経な振る舞いが、
それまでのプラスの積み重ねを無にしてしまい、

最終的には身を滅ぼす結果になったように感じました。


後世の悪評は、
史上初めてキリスト教徒への迫害を行ったことから、
必要以上に誇張されて伝えられている面があるようです。


次の3冊《危機と克服(上中下)》を読み終えると、
ようやく半分を越えたことになります。

調べてみると、
平成23年の正月から読み始めているので、
3年半かかって真ん中までたどりついたことになります。

もう3年半かかるとすると
読了まで7年かかることになりますが、

そもそも15年かけて書かれた作品ですので、
それくらいかけてもいいのかもしれません。


※Wikipediaの「ネロ」を参照。