2012年7月9日月曜日

【読了】Frances Hodgson Burnrtt, The Secret Garden (PAR Level 2)

やさしい英語の本、通算24冊目、
Penguin Active Reading の Level 2 から2冊目、

イギリス生まれの小説家
フランシス・ホジソン・バーネット(1849生 1924没)の
小説『秘密の花園』(1909年)を読みました。


Frances Hodgson Burnett
The Secret Garden

Retold by Anne Collins
(Penguin Active reading Level 2)
2009年刊(9,944語)


『秘密の花園』は、
土屋京子さんの翻訳で読み、
美しい自然描写に魅せられて、
大きな感銘を受けた作品です。

人と大自然、というよりも、
より身近なところにある庭園を、

自らの手で耕して、
花を咲かせることから得られる
癒しの効果について、

ちょうど自分でも、庭先で
花や野菜を育てていた時期だったので、
強い共感を持って読み進めることができました。


Penguin Active Reading のリトールド版は、

やさしく書き直されている分、
美しい自然描写の場面はかなり省略されていて、

全体のあらすじを追うには十分ですが、
作品の魅力は半減しているように感じました。

それを補うように、色とりどりの
庭園を描いた美しい表紙、挿絵があって、
全体としては満足できました。


日本語訳は、たくさん出ています。
網羅していませんが、次のようなものがあります。


土屋京子 訳(光文社古典新訳文庫、平成19年5月)
山内玲子 訳(上下2巻。岩波少年文庫、平成17年3月)
野沢佳織 訳(西村書店、平成18年12月、新装版。初出は平成12年5月)
渡辺南都子 訳(上下2巻。童心社フォア文庫、平成4年2・4月)
茅野 美ど里(上下2巻。偕成社文庫、平成1年10月)
吉田勝江 訳(上下2巻。岩波少年文庫、昭和62年2月)
猪熊葉子 訳(福音館文庫、平成15年6月。初出は単行本、昭和54年10月)
谷村まち子 訳(ポプラポケット文庫、平成17年10月。
  初出はポプラ社文庫、昭和53年10月)
岡江鈴江 訳(旺文社文庫、昭和50年1月)
中山知子 訳(上下2巻。講談社青い鳥文庫、平成3年6・7月。
  初出は学習研究社、昭和43年12月)
龍口直太郎 訳(新潮文庫、昭和29年1月、改版)


土屋京子訳しかまだ読んだことがないので、
近々ほかのも読んでみようと思います。


※計24冊 計207,214語。20万語をこえました!

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