2017年7月31日月曜日

サン=テグジュペリ著『星の王子さま』翻訳目録(抄)

◎サン=テグジュペリ著『星の王子さま』翻訳目録(抄)

やさしい英語で『星の王子さま』を読んだのを機会に、
現在刊行されている翻訳について調べてみました。

本業が忙しく、
図書館などで現物を確認できない立場にいるので、
未見のものも含まれています。

今後、適宜修正を加えていく予定です(2017年8月20日)


  ***

サン=テグジュペリ著
内藤濯(ないとうあろう)訳
『星の王子さま ― プチ・プランス』
(岩波少年文庫53、1953年3月◇159頁)

 ⇒『星の王子さま』
  (岩波少年文庫2010、改版、1976年3月◇161頁)

 ⇒『星の王子さま』
  (岩波少年文庫001、新版、2000年6月◇175頁)

 ⇒『星の王子さま』
  (岩波書店〔岩波の愛蔵版1〕1962年月◇140頁)

 ⇒『星の王子さま』
  (岩波書店〔岩波世界児童文学集1〕1993年4月◇161頁)


 ⇒『星の王子さま』
  (岩波文庫、2017年7月◇224頁)


小島俊明(こじまとしあき)訳
『新訳 星の王子さま』
(中央公論新社、2005年6月◇112頁)

 ⇒『星の王子さま』
  (中公文庫、2006年3月◇149頁)


三野博司(みのひろし)訳
『星の王子さま』
(論創社〔Ronso fantasy collection 1〕2005年6月◇142頁)


倉橋由美子(くらはしゆみこ)訳
『新訳 星の王子さま』
(宝島社、2005年7月◇158頁)


 ⇒『新訳 星の王子さま』
  (宝島社文庫、2006年6月◇165頁)


山崎庸一郎訳
『小さな王子さま』
(みすず書房、2005年8月◇119頁)


池澤夏樹(いけざわなつき)訳
『星の王子さま』
(集英社、2005年8月◇125頁)

 ⇒『星の王子さま』
  (集英社文庫、2005年8月◇143頁)

 ⇒『絵本 星の王子さま』
  (集英社、2006年10月●69頁)

 ⇒『星の王子さま』
  (岩崎書店、2009年10月●60頁)
   ※ポップアップ(しかけ)絵本


川上勉(かわかみつとむ)・
廿樂美登利(つずらみどり)訳
『プチ・プランス ― 新訳 星の王子さま』
(グラフ社、2005年10月◇199頁)


藤田尊潮(ふじたそんちょう)訳
『小さな王子 ― 新訳『星の王子さま』』
(八坂書房、2005年10月◇139頁)


石井洋二郎(いしようじろう)訳
『星の王子さま』
(ちくま文庫、2005年12月◇163頁)


辛酸なめ子(しんさんなめこ)訳・絵
『「新」訳 星の王子さま』
(コアマガジン、2005年12月◇127頁)


稲垣直樹(いながきなおき)訳
『星の王子さま』
(平凡社ライブラリー562、2006年1月◇179頁)


河野万里子(こうのまりこ)訳
『星の王子さま』
(新潮文庫、2006年4月◇158頁)


河原泰則(かわはらやすのり)訳
『小さな星の王子さま』
(春秋社、2006年5月◇175頁)


谷川かおる(たにがわかおる)訳
『星の王子さま』
(ポプラポケット文庫、2006年7月◇164頁)


野崎歓(のざきかん)訳
『小さな王子』
(光文社古典新訳文庫、2006年9月◇174頁)


三田誠広(みたまさひろ)訳
『星の王子さま』
(講談社青い鳥文庫、2006年11月◇189頁)


奥本大三郎(おくもとだいさぶろう)訳
『星の王子さま』
(白泉社、2007年10月●45頁)


浅岡夢二(あさおかゆめじ)訳
葉祥明(ようしょうめい)絵
『星の王子さま』
(ゴマブックス、2008年11月●99頁)

 ⇒『大活字名作シリーズ 星の王子さま』
  (ゴマブックス、2017年2月◇198頁)


たまだまさお漫画
『漫画で蘇る星の王子さま』
(PHP研究所〔クラシックcomic〕2009年3月◇160頁)



管啓次郎(すがけいじろう)訳
『星の王子さま』
(角川文庫、2011年6月◇158頁)

 ⇒西原理恵子(さいばらりえこ)絵
  『星の王子さま』
  (角川つばさ文庫、2011年6月◇172頁)

 ⇒『完訳絵本 星の王子さま』
  (KADOKAWA、2015年10月●77頁)


永嶋恵子(ながしまけいこ)訳
中村みつえ(なかむらみつえ)絵
『星の王子さま』
(KKロングセラーズ、2013年3月◇239頁)


内藤あいさ(ないとうあいさ)訳
『星の王子さま』
(文芸社文庫、2013年9月◇137頁)


工藤直子(くどうなおこ)訳
『絵本で出会う 星の王子さま』
(ひさかたチャイルド、2015年11月●24頁)


ドリアン助川(どりあんすけがわ)訳
『星の王子さま』
(皓星社、2016年12月◇172頁)

2017年7月24日月曜日

【161冊目】Saint-Exupéry, The Little Prince(LS Level2)

やさしい英語の本、通算161冊目は、
IBCパブリッシング・ラダーシリーズの
レベル2(1300語レベル)の1冊目として、

フランスの作家
サン=テグジュペリ
(Antoine de Saint-Exupéry, 1900年6月-1944年7月)の
小説『星の王子さま Le Petit Princeを読みました。

著者42歳の時(1943年4月)に刊行された作品です


Antoine de Saint-Exupéry
The Little Prince

Retold by Miki Terasawa(寺沢美紀)
〔Ladder Series Level2〕
IBC Publishing,Inc. 2007年7月
14,600語


『星の王子さま』の名は小さなころから知っていましたが、
最近までちゃんと読まないで来ました。

何度か、内藤濯(ないとうあろう)氏の
有名な翻訳を手に取ることはありましたが、
独特の世界観に共鳴できなかったからなのか、
訳文の読みにくさに違和感があったからなのか、
最後まで読み切ることはありませんでした。

2005年以降、
新訳がたくさん出始めたのを受けて、
もう一度読んでみようと思っていたころに、
倉橋由美子(くらはしゆみこ)氏の翻訳に出会いました。



倉橋由美子訳
『新訳 星の王子さま』
(宝島社文庫、2006年6月)
 ※初出の単行本は宝島社、2005年7月。  

どこもよくわかるように、
曖昧さのない現代の日本語に翻訳されてあって、
納得しながら最後まで読み進めることができました(2014年8月読了)。

今回、
倉橋訳をもう一度読み返してみたところ、
わかりやすくはあるのですが、
多少詩情に乏しいようにも感じました。

最近これは良いのではと思って、
読みかけで手元に置いてあるのが
野崎歓(のざきかん)氏の翻訳です。

まだざっと目を通しただけですが、
元から日本語で書かれたかのような、
洗練されたセンス溢れる訳文に仕上っていると思います。


野崎歓(のざきかん)訳
『小さな王子』
(光文社古典新訳文庫、2006年9月)


  ***

今回やさしい英語で読んでみると、

倉橋訳で読んだ時よりも一層、
作品の深みが伝わって来て、
大きな感銘を受けました。

思っていたよりもずっと
哲学的な含みのある作品で、

生きること、死ぬことの意味、
愛する喜びと、失う哀しみなど、
奥深いテーマが筆者のやわらかな心で、
みずみずしく捉えられていました。

元はフランス語なので、
原文に取り組む機会は今のところなさそうですが、

今後いろいろな翻訳を手に取って、
度々読み返していきたい作品になりました。


※第161冊目。総計1,526,773語。

2017年7月10日月曜日

【160冊目】H.G.Wells, The Island of Doctor Moreau (PR Level 3)

やさしい英語の本、通算160冊目は、
ペンギン・リーダーズのレベル3(1200語レベルの)の24冊目として、

イギリスの作家
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(Herbert George Wells, 1866年9月-1946年8月)の
小説『モロー博士の島』を読みました。

ウェルズ29歳の時(1896年4月:英国、同年8月:米国)に刊行されたSF小説です。


H.G.Wells
The Island of Doctor Moreau

Retold by Fiona Beddall
〔Penguin Readers Level 3〕
This edition first published by Penguin Books Ltd 2007
13,226語

まったく知らなかった作品ですが、
ウェルズの名が気になって調べてみると、

『タイムマシン』や『透明人間』などのSF小説で知られる
H・G・ウェルズの代表作の一つであることを知り、
読んでみることにしました。

『タイムマシン』も『透明人間』も、
書名を知るのみで読んだことがなかったので、
今回が初ウェルズということになりました。


  ***

翻訳を調べてみると、
意外にたくさん出ていました。

 ※藤本直樹編「H・G・ウェルズSF作品邦訳書誌」(中村融訳『モロー博士の島』創元SF文庫、1996年9月所収)をもとに適宜修訂を加えた。一色訳と西原訳を今回付け加えてある。


木村信次(きむらしんじ)訳
『モロオ博士の島』
(アルス〔アルス・ポピュラアー・ライブラリー 第10〕1924年10月◇243頁)


土屋光司(つちやこうじ)訳
『モロー博士の島』
(三邦出版社、1941年7月◇247頁)


宇野利泰(うのとしやす)訳
「モロー博士の島」
『世界大ロマン全集 第7巻 透明人間』
(東京創元社〔世界大ロマン全集7〕1956年12月◇384頁)
 ※「透明人間」「タイムマシン」「モロー博士の島」の計3編を収録。

 ⇒『H・G・ウェルズ短篇集 第3 モロー博士の島』
  (早川書房〔ハヤカワSFシリーズ〕1962年6月◇219頁)に再録。
   ※「ダイヤモンドをつくる男」 「ダイナモの神」
    「盗まれた肉体」 「蜘蛛の谷」
    「妖精の国のスケルマーズデイル君」
    「モロー博士の島」 の計6編を収録。

 ⇒『H・G・ウェルズ傑作集1 モロー博士の島』
  (ハヤカワ文庫、1977年11月◇297頁)に再録。
   ※同上の6編を収録。


一色次郎(いっしきじろう)訳
西村保史郎(にしむらやすしろう)絵
『モロー博士の島』
(偕成社〔名作冒険全集19〕1958年1月◇206頁)


西原康(にしはらこう)訳
小野田俊(おのだとし)絵
「モロー博士の島」
『少年少女宇宙科学冒険全集11 タイム・マシン』
(岩崎書店、1961年月◇214頁)
 ※「タイム・マシン」「モロー博士の島」の計2編を収録。


能島武文(のじまたけふみ)訳
『モロー博士の島 ―他二篇』
(角川文庫、1967年8月◇302頁)
 ※「モロー博士の島」「妖星」「イーピヨルニスの島」の3編を収録。


橋本槙矩(はしもとまきのり)訳
『改造人間の島』
(旺文社〔旺文社文庫〕1977年8月◇193頁)
 ※「改造人間の島」 「魔法の園」 「王様になりそこねた男」
  「怪鳥エピオルニス」の計4編を収録。

 ⇒橋本槙矩・鈴木万里(すずきまり)訳
  『モロー博士の島 ―他九篇』(岩波文庫、1993年11月◇339頁)に再録。
   ※「エピオルニス島」 「蛾」 「紫色のキノコ」
    「パイクラフトの真実」「ブラウンローの新聞」
    「故エルヴィシャム氏の物語」 「マハラジャの財宝」
    「デイヴィドソンの不思議な目」 「アリの帝国」
    「モロー博士の島」の10編を収録。


中村融(なかむらとおる)訳
『モロー博士の島』
(東京創元社〔創元SF文庫〕1996年9月◇238頁)


雨沢泰(あめざわやすし)訳
『モロー博士の島』
(偕成社文庫、1996年8月◇287頁)


中村融訳と雨沢泰訳を手に入れました。

中村訳は大人向けの手堅い訳、
雨沢訳は小学校高学年くらいからでも大丈夫な、
読みやすさ重視の訳文でした。

とりあえず内容を知りたい場合は、
雨沢訳で十分だと思いますが、

じっくり味わいたい場合は、
中村訳のほうを好まれるかもしれません。


  ***

やさしい英語で読んでみて、
あまり好きな分野ではなかったのですが、

英文自体はわかりやすく
あらすじを追っていくことができ、
それなりに面白く、
最後まで読み終えることができました。

最新の科学をテーマにした作品は、
時代の推移とともに、かえって古臭さを感じやすくなるようで、
もっと他の作品も読んでみたいと思わせる深い魅力は残念ながら感じませんでした。

ただまだ1度読んだだけですので、
今後読み返すうちに、
大人の寓話としての価値を見出だせるようになるかもしれません。

かの『フランケンシュタイン』と似た作品ともいえますが、
『フランケンシュタイン』ほど主人公の心の内面へ深く切り込んでいくことがないので、
その分読みやすい作品ではありました。

初ウェルズの感想はこんな感じです。


※第160冊目。総計1,512,173語。

2017年6月26日月曜日

【159冊目】Jane Austen, Sense and Sensibility (PR Level 3)

やさしい英語の本、通算159冊目は、
ペンギン・リーダーズのレベル3(1200語レベルの)の23冊目として、

イギリスの小説家
ジェイン・オースティン(Jane Austen, 1775年12月~1817年7月)の
小説『分別と多感 Sense and Sensibilityを読みました。

オースティン35歳の時(1811年1月)に刊行された長編小説で、
生涯に執筆された6作の長編小説のうち、
最初に刊行された作品です。


Jane Austen
Sense and Sensibility

Retold by Cherry Gilchrist
〔Penguin Readers Level 3〕
This adaptation first published by Penguin Books Ltd 1997
This edition published 2008
7,924語

オースティンは、

2011年12月に
マクミラン・リーダーズのレベル2で
『ノーサンガー・アビー Northanger Abbeyを、

2013年12月に
ペンギン・リーダーズのレベル2で
『説得 Persuasionを読んでいるので、

3年半ぶり3冊目ということになります。

オースティンの長編小説は6作だけなので、
これで半分は読み終わったことになります。

これまでの3作はどれも良い読後感なので、
少し時間を置いて残り3作にも挑戦しようと思っています。


  ***

翻訳は、
中野康司(なかのこうじ)氏のちくま文庫が、
こなれた訳文ですらすら読めるので手元に置いてありますが、

読み始める前に、
やさしい英語のほうを読み終わってしまったので、
しばらく積んでおくことになりそうです。


中野康司訳
『分別と多感』
(ちくま文庫、2007年2月)

翻訳はほかにも3点刊行されていますが、未見です。

工藤政司(くどうまさし)訳
『知性と感性』
(近代文芸社、2007年11月)

真野明裕(まのあきひろ)訳
『いつか晴れた日に ― 分別と多感』
(キネマ旬報社、1996年6月)

伊吹知勢(いぶきちせ)訳
『分別と多感(上・下)』
(新月社〔英米名著叢書〕1947年12月・48年2月)


  ***

本作は1995年に、
アン・リー(李安, 1954年10月- )監督のもと、
アメリカとイギリスの合作映画が製作され
原著と同じSense and Sensibilityの題で、
1995年12月に米国公開、96年2月に英国公開されました。

96年6月には『いつか晴れた日に』の邦題で、
日本公開されました。

私が20代半ばのころなので、
知っていても良さそうですが、
まったく知りませんでした。

調べてみると、
DVDでお安く手に入ることがわかったので、
購入して観てみました。


映画は何か語れるほど数を観ていませんが、

落ち着いた雰囲気の中に、
想いをひそませた正統派の恋愛映画で、

イギリスの田舎の美しい風景と、
物悲しい音楽も魅力的で、

とても感動しました。

こんなに素敵な作品だったのか、
と認識を新たにしました。

恋愛映画好きな方には、
オースティンを抜きにしても、
ふつうにお薦めできる映画でした。


  ***

やさしい英語は、
8,000語に満たない分量にまとめてあるので、
さすがに作品の深い魅力までは伝わらないように思いますが、

とくに苦労することなく、
最後まで読み進めることができました。

ざっとあらすじを知りたい場合には、
有効な1冊だと思います。


※第159冊目。総計1,498,947語。

2017年6月19日月曜日

【読了】C.S. ルイス著〔土屋京子訳〕『ナルニア国物語③ 馬と少年』(2017年3月刊行)

北アイルランド生まれの小説家
クライブ・ステープルス・ルイス
(Clive Staples Lewis, 1898年11月29日生-1963年11月22日没)
の小説『馬と少年 The Horse and His Boyを読みました。

全7巻からなる『ナルニア国物語』の1冊で、
著者55歳の時(1954年9月:英国、10月:米国)に刊行されました

シリーズの5番目に刊行された作品ですが、
物語の時系列では3番目のお話なので、
土屋訳では第3巻として刊行されています。


C.S. ルイス著
土屋京子訳
『ナルニア国物語③ 馬と少年』
(光文社古典新訳文庫、2017年3月)

  ***

岩波少年文庫の瀬田訳と、
光文社古典新訳文庫の土屋訳との関係を、
はじめに整理しておきます。

◎瀬田貞二(せたていじ, 1916.4-1979.8)訳
ナルニア国ものがたり(瀬田訳)
 1『ライオンと魔女』
  (1950年10月英国、同年11月米国)⇒1966年5月刊行
 2『カスピアン王子のつのぶえ』
  (1951年10月英国、52年9月米国)⇒1966年7月刊行
 3『朝びらき丸 東の海へ』
  (1952年9月英国・米国)⇒1966年8月刊行
 4『銀のいす』
  (1953年9月英国、10月米国)⇒1966年10月刊行
 5『馬と少年』
  (1954年9月英国、10月米国)⇒1966年11月刊行
 6『魔術師のおい』
  (1955年5月英国、10月米国)⇒1966年9月刊行
 7『さいごの戦い』
  (1956年3月英国、9月米国)⇒1966年12月刊行

◎土屋京子(つちやきょうこ, 1956- )訳
ナルニア国物語(土屋訳)
 1『魔術師のおい』
  (1955年5月英国、10月米国)⇒2016年9月刊行
 2『ライオンと魔女と衣装だんす』
  (1950年10月英国、同年11月米国)⇒2016年12月刊行
 3『馬と少年』
  (1954年9月英国、10月米国)⇒2017年3月刊行
 4『カスピアン王子』
  (1951年10月英国、52年9月米国)⇒※2017年6月刊行予定。
 5『ドーン・トレッダー号の航海』
  (1952年9月英国・米国)⇒※2017年9月刊行予定。
 6『銀の椅子』
  (1953年9月英国、10月米国)⇒※2017年12月刊行予定。
 7『最後の戦い』
  (1956年3月英国、9月米国)⇒※2018年3月刊行予定。


  ***

しばらく読んでなかったのですが、
もうすぐ4冊目が刊行されるので、
手に取ってみました。

読み出したらスイスイ読み進められて、
『老人の海』の2倍くらい分量がありましたが、
半分くらいの期間で読み終わりました。

やはり子供向けの作品ではあるので、
40代半ばになって、初めて読んで、
誰もが楽しめるとは言い難いのですが、

個人的には、1巻ごとに段々と
C・S・ルイスの世界に馴染んで来たからか、

あるいは場面設定がシンプルで、
初めて読んでも迷うところがなかったからか、
この3冊目が一番すんなりと心に入って来ました。

大人向けの過度な刺激はないのですが、
また日を置いて、繰り返し読んでみたくなる
C・S・ルイスの独特な魅力がなんとなくわかって来たように思います。

もうすぐ刊行されるはずの第4巻も楽しみに待ちたいです。


調べていると、
C・S・ルイスには「ナルニア国物語」の他にも、
学者として大人向けの宗教的な著作がたくさんあって、
翻訳も出ているみたいなので、

近々そちらの著作もどれか1冊選んで、
読んでみようと思い、少し勉強をはじめました。